溶錬(溶練)水晶

基本天然水晶を扱っていますが、溶錬水晶も扱っています。その際気がかりなのが、水晶と思って買ってしまったら、気が付いた時残念な気分になるんじゃないと思い、説明して販売するようにしています。

見た目的にはわかりにくいと思います。なので仕入れやお買上の際に注意が必要です。

この度私なりに調べてみました。
溶錬(溶練)水晶は、天然の水晶のかけらを溶かして、1つに固めた結晶から磨いたもの。

①水晶を溶かしてまた固めたから水晶と呼ぶと言う考えの方
②水晶を溶かすと結晶系が無くなり、非結晶のガラスになる

①の理由溶錬(溶練)水晶を、二酸化珪素を含んでいても結晶にはなっていません。鉱物としてみた場合水晶と同じという理由からでしょう。
そして、透明度も高く、同じサイズの天然の水晶球と比較すると安価に販売できる。アクセサリー作りなどに良く使用されています。

②鉱物的な観点からすると、溶錬(溶練)水晶は、非結晶のガラスになる。耐熱性や熱による膨張係数が小さいのが特徴

私は、②の方がお客様に誤解がないと思います。


①の理由で昔結構混乱させられましたし、溶錬(溶練)水晶なのに、天然の水晶から作ってるのでこれも天然の水晶ですってよく言われてました。なにか違うって結構思ってた思い出があります。

溶錬(溶練)水晶・人工の水晶(合成水晶)
水晶は加熱して1713℃になると熔融しますが、その結果出来たガラスは、正式には『石英ガラス(シリカ・ガラス)』と呼ばれているようです。通常のコップや窓ガラスに使われるガラスに比べて、石英ガラスは耐熱性や熱による膨張係数が小さいという特性を持っているようです。その性質を利用してビーカーや試験管等の器具が作られていますが、通常のガラス器具よりもかなり高価な品物になっています。また、時計や電子機器などの中に使われてるようです。

【注意点】
溶錬(溶練)水晶に色々な種類があり、水晶以外の物も入ってる場合もあります。
溶錬(溶練)水晶は結晶が無い分、普通の水晶より割れやすいのでご注意下さい。

工業用人工水晶などは、純度が高く、石英ガラスは耐熱性や熱による膨張係数が小さいという特性を持っているんでしょうね。

水晶でも色々のランクがあるので、左天然水晶カット、右溶錬水晶、価格が5倍以上違います。

私の中で、天然水晶のカット水晶は高いです。その価格でも判断基準になると思います。

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